森の書庫

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2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

奇蹟のドクター―世界的な治療家の記録/ E・G・フリッカー

稀代の英国ヒーラー 著者は20世紀のイギリスで活躍したヒーラーのE.G.フリッカー氏(Edward George Fricker:1910ー)です。本書は同氏が綴った自伝の翻訳版で、82年に出版されました。

薬なしで生きる ~それでも処方薬に頼りますか~ /岡田 正彦

著者の岡田氏は新潟大学医学部の教授で、医療統計学を専門としています。本書は、専門である統計学を駆使しながら「薬が本当に効果があるのか」を検証していました。

〈神道〉のこころ/葉室 頼昭

著者は形成外科医から宮司に転身を果たした特異な経歴を持つ方です。生家である葉室家は藤原家の末裔にあたる伝統的な公家で、そのため著者は戦前の学習院に在籍していました。その後は阪大医学部に進学して形成外科医になり、当時は日本に1人しかいなかった…

魔法入門 /W・E・バトラー

著者はイギリス人のW.E.バトラー氏。氏はイギリスで伝統的に伝わっている薔薇十字団やイスラエルの正統的な魔術を受け継ぎ、インドやカバラの技法も身につけて、新たな体系を構築した稀代の魔術師です。本書は西洋世界の魔法とはどういうものか、そしてその…

あるがままに生きる / 足立 幸子

著者は元々インテリアのデザイナーとして活躍していましたが、何かに導かれるようにして絵を描き始めました。学校で学んだり、誰かに師事していたわけではなく、本当に突然書き始めたようです。しかしその絵には時に人を癒し、モノを変化させる不思議な力が…

身体が「ノー」と言うとき: 抑圧された感情の代価 /ガボール マテ

著者はカナダの医学博士ガボール・マテ氏で、本書は難病と心理的葛藤との関係を考察したものです。

マジカル・チャイルドの記憶/山田 孝男

著者である山田孝男氏、本書は瞑想による世界探求に至るまでの来し方を語っていました。

シッダールタ /ヘルマン ヘッセ

本書はヘルマンヘッセによる、1人の青年が覚者への道を歩む姿を描いた物語です。シッダールタという主人公の名前からてっきり「釈尊」の伝記だと思ったのですが、主人公は別人で、釈尊とは物語の中で一度だけ魂の邂逅を果しています。以下、ネタバレを含みま…

瞑想のススメ 山田 孝男

著者は18歳の頃から瞑想について探求した人物で、本書は74年に出版されたものを改訂して99年に発刊された分にあたります。当時は精神世界を扱ったものは非常に少なく、その完成度の高さからロングセラーとなって版が重ねられたということです。これま…

身体症状に「宇宙の声」を聴く―癒しのプロセスワーク /アーノルド ミンデル

著者のアーノルド・ミンデル氏は米国で物理学と心理学を学び、シャーマニズムやタオイズムなどにも深く精通した人物のようです。そしてミンデル氏は本書の中で、何らかの症状を持っている病者を出発点にして、人間を多面的に捉えるという新たな視座を提示し…

ベロボディアの輪―シベリア・シャーマンの智慧 /オルガ カリティディ

著者のオルガ・カリティディ女史はロシアの国立病院に勤務する精神科医で、現在はアメリカに在住しているようです。本書は病院勤めをしていた著者がシベリアにあるアルタイ地方のシャーマンと関わりを持つことになり、葛藤しながらもヒーリングの力を学び取…